四柱推命/各種ルール

■天中殺

十干と十二支を一つずつ順番に組み合わせた時に、十二支の方が当然ふたつ余ることになり、その時、天干がないことから”天が味方してくれない”ということで、その十二支にあたる年月を天中殺とします。日柱の干支によって決まります(干支表で、日柱の干支を起点とし、次の甲乙の地支が天中殺)。





■異常干支

元々は算命学の考え方ですが、現在は四柱推命でもよく使われます。思考や感覚が一般的ではないため、日常生活で苦労する反面、突出した才能により活躍できる可能性もあるとされています。流派によっては、天元録格・魁罡・霊感干支などとして、特別な干支を定めています。





■冲・刑・害・破

命式中にあれば、気をつけるべきとされているのが主にこの4つ。相性をみる時にも使われます。


冲とは、十二支の中で正反対に位置するもの同士のこと。対立やトラブルを起こしやすいとされています。



刑・害・破については不要説も多く、わざわざ採用しなくても良いと思われます。こういった部分を強調して不安を煽る占い師さんがいるかもしれないので、一応取り上げました。


害は、支合する相手を剋す(冲)十二支との関係のこと。六つあるので六害。


刑とは、三合局と方合をつきあわせて、半ば強引にこじつけたようなもの。三刑と自刑があります。


その十二支の持つ性質により、どんなトラブルが起こりやすいかを3種用意しています。


自刑は、自分で自分を剋すということで、自爆や身内のトラブルが起こりやすいとされます。(これは案外当てはまると感じますが、それ以上に、これを命式中にお持ちの方は芯の強い方が多い印象です。)



言葉遊びというか辻褄合わせというか、刑以外にも何か悪い組み合わせが欲しかったのかもしれません。「四惑十悪」と言って、4歳違い、10歳違いの男女はうまくいかないという俗説があるそうで、ある支から数えて四番目、逆に数えて十番目の支の組み合わせは良くないとします。(ちなみに三刑も、既に冲である申-寅、未-丑を除いて、このようになっています。)